12月の研究会も中医学研究会ZOOMで開催されました。尹国有先生の『中医弁証 常見病典型案例評析』の失敗症例の続きです。4月下旬のインフルエンザ症例で、発熱や悪寒、頭痛、浮脈などの表証と食欲不振、枢機不利、寒熱往来がみられ、太陽少陽併病の状態でした。 処方されたのは柴胡、金銀花、連翹、蝉退、白芍、葛根、黄芩、党参、荊芥、半夏、菊花、姜克、紫蘇梗、桂枝、甘草の煎じ薬です。これは柴胡桂枝湯合荊芥連翹湯に近い処方です。