ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

唾石症による結石の自然排出

診察法・検査法 2022年03月12日

唾石症による結石の自然排出後だと自己診断しておるのですが、結構大きな石でした。この巨大な石が出たと思しき舌下小丘にあるワルトン氏管開口部が結構大きく穴を開けたままでした。感染症感染,炎症,化膿等が危惧される場所かと思われ、ポピドンヨード希釈水で舌下小丘目掛けたうがいを続けています。ストローで喉の奥へと総合栄養飲料を流し込んでも空腹感は一向に満たされません。

本来は、開口部が開いてて穴が無くちゃイケナイ筈のワルトン氏管開口部直径5mmくらいのままで、従来の普通食に戻したら何か危険がございますでしょうか?勝手で本当に恐縮ですが、この点に付きましてご教示を願い奉ります。

【回答1】口腔外科総合研究所 樋口均也

メールの文面を読む限り、ワルトン管内で生じた唾石が自然排出したいとのご推測の通りだと思います。唾石が大きかったためにワルトン管開口部が大きくなってしまっているようですね。

ご質問は普通食を摂っても大丈夫かということですが、大丈夫です。食物がワルトン管開口部から管内に入るとしても開口部付近にとどまり、奥に入っていくことは押し込まない限りありません。開口付近に入った食物も食事にクチュクチュとうがいをすれば出ていくはずです。

問題は唾液の出が悪くなっていることが考えられることです。何らかの原因でもともと唾液の出が悪く、そのために唾石が生じたのでしょう。唾液の出が悪いと感染しやすいため、その状況を調べた上で何らかの改善策を検討する必要があります。このような理由で、やはり口腔外科を受診する必要があります。

ページの一番上へ