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コロナ自験例

コロナ自験例
オミクロン株が蔓延した1月に医師自身が感染され、自宅で手持ちの漢方薬で治療された症例です。初発症状は倦怠感で、その後全身の倦怠感、悪風が出現し、遅れてのどのイガイガ感が生じ、後にのどの痛みとなりました。

麻杏甘石湯、清肺湯、大防風湯からスタートし、独活寄生丸料、柴朴湯、六君子湯、補中益気湯が加わりました。3週間で大方良くなりましたが、のどの不快感が残っています。経過中ものどの痛みが強かったそうです。

オミクロン株によるのどの痛みはクループといい、声門周囲のウイルス感染により浮腫が生じるために起こる症状です。この痛みには石膏と柴胡で対応します。麻杏甘石湯には石膏が、柴朴湯と補中益気湯には柴胡が含まれています。

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