ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

療養隔離施設への入所基準

論文・記事 2022年05月11日

無症状のPCR陽性者をすべて入院させると、その後に発生した治療の必要な有症状者が入院できなくなってしまう問題があります。一方で無症状者をすべて自宅療養とすると、家庭内感染が多発します。人に感染させ得る無症状者を見極めて療養隔離施設に入所してもらうのがよいのですが、どのようにして見極めるのでしょうか。

PCR検査ではごくわずかのウイルスの遺伝子情報を何度も増幅して検出します。その増幅回数がCt値ですが、35以上ではうつらず、30以下でうつりやすくなり、25では感染リスクが高いということが分かっています。

日本で使用されている抗原検査であるエスプラインsars-cov-2は、感染性のある人の6~8割をとらえることができます。この抗原検査で陽性の人を療養隔離施設に収容すれば、ちょうどよい塩梅で家庭内感染を減らせそうです。

ページの一番上へ