大阪大学歯学部卒業後にそのまま大学の医局に残ると、論文検索や研究、学会発表、論文執筆などの知識や経験、技術を身に着けることができます。しかし、大学卒業後に歯科医院に就職してしまうと、これらの能力を習得するのが困難です。
この問題を解決する方法の一つに社会人大学院に入学することがあります。論文を手に入れようとするとその都度課金されますが、大学に所属すれば大学が代わりに払ってくれます。学割が使えるので、いろいろなことが安くなります。
欠点は普通の大学院生と比べて時間の余裕がないことです。週休2日であれば、その休みの2日とも大学に行って研究に専念する必要があります。それ以外の日も診療後に毎晩(あるいは毎朝)自宅で研究を続けなければなりません。そのような生活を4年間続ければ、歯科医院で働きながら博士になれます。