講師の福田謙一先生の所属は東京歯科大学口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室と同大学水道橋病院スペシャルニーズ歯科・ペインクリニック科口腔顔面痛みセンターです。福田先生の説を紹介します。
抜髄後の神経障害性疼痛の発症機序
抜髄が必要な歯に副根管が存在することがある
抜髄後に副根管の歯髄の残髄炎が生じる
残髄炎が持続し末梢性感作が生じる
軸索反射により歯の周囲の粘膜にアロディニアやハイパーアルゲジアが生じる
神経障害性疼痛が完成する(有痛性三叉神経ニューロパチー)
痛覚変調性疼痛が合併する機序
神経障害性疼痛に中枢感作が生じる
痛覚変調性疼痛が合併する