歯石を取ったら口臭がなくなる?
歯周病の予防になる?
残念ながら答えはNO!です。
どれだけ歯石を取っても、正しい歯みがきができていなければ、歯石の元であるプラーク(歯垢)はまたすぐにたまってしまいます。
それどころか、歯石除去のための機械的刺激を繰り返すと歯茎を傷つけてしまい、痛みのため歯みがきができなくなって、プラークがまたたまります。つまり、歯周病を進行させてしまうのです。
歯周病菌は歯石の中ではなく、表面のプラークの中に棲んでいます。従って、プラークをきちんと取らない限り、歯周病も口臭も、決して治ることはありません。
本格的な歯周病治療には、相応の時間と回数が必要となります。歯石を取る前に、まずは毎日正しくていねいに歯みがきを行い、お口のコンディションを整えることから始めましょう。