ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

慢性皮膚粘膜カンジダ症と口腔がん

論文・記事 2022年08月02日

慢性皮膚粘膜カンジダ症は口腔内と食道にカンジダ症の症状が現れることが多く、1歳までの発症することが多いことがわかっています。甲状腺機能異常症、自己免疫疾患、頭蓋内動脈瘤を合併することがあります。カンジダ菌は発癌に関連するN-ニトロソベンジルメチルアミンやアセトアルデヒドを産生します。慢性皮膚粘膜カンジダ症患者は幼少期から長期間これらの発癌物質に暴露されることにより、口腔がんや食道がんを発症する可能性が高いと考えられます。

Rautemaa, R., Hietanen, J., Niissalo, S., Pirinen, S., & Perheentupa, J. (2007). Oral and oesophageal squamous cell carcinoma–a complication or component of autoimmune polyendocrinopathy-candidiasis-ectodermal dystrophy (APECED, APS-I). Oral oncology, 43(6), 607-613.
 
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1368837506002016

ページの一番上へ