漢方薬は個々の病気に応じて薬を選択するのではなく、気血水や五臓といった患者様ごとの病態に応じて証を判定し(弁証)、適切な漢方薬(方剤)を決定します。そのため、同じ病気でも様々な方剤が用いられ、逆に全く別の病気でも同じ方剤を用いて治すことがあります。
気虚 補中益気湯、六君子湯
血虚 四逆散、半夏厚朴湯
血瘀 桂枝茯苓丸、桃核承気湯
水滞 五苓散、二朮湯、苓桂朮甘湯
脾虚 呉茱萸湯、半夏白朮天麻湯
腎虚 六味丸、八味地黄丸
肝うつ 加味逍遥散、抑肝散
陽虚 桂枝加苓朮附湯
熱証 黄連解毒湯
陰虚 麦門冬湯
風熱 葛根湯
痰熱 竹茹温胆湯