4か月前に舌のピリピリ感が生じ、その後も持続したため、来院されました。歯科で含嗽剤、内科で十全大補湯、白虎加人参湯、アズレンスルホン酸ナトリウム、ワセリンを処方されたが、症状は改善しませんでした。
舌痛症とドライマウスの診断で、モイスチャープレート(違和感のため使用中止)、漢方薬各種、ピロカルピン、サリベート、表面麻酔薬の治療を順次試みました。最終的に黄耆建中湯、抑肝散加陳皮半夏で症状が軽快しました。
定期的に血液検査をして副作用をチェックしていましたが、10か月後の血液検査で白血球が1480/μlと低値を示しました。かかりつけの内科に対診を依頼したところ、急性白血病(初期)と診断されました。