「8か月前に左上6番の違和感が生じ、かかりつけの歯科受診した。修復処置が行われたが症状の改善を認めなかった。しばらくして苦みや舌のしびれも自覚するようになった。6か月前に精神科を受診、ロラゼパム、ルラシドン(SDA)、バルブロ酸ナトリウムを順次処方され内服を継続しているが、症状に改善を認めないため来院した。」という現病歴です。精神科の先生があれこれ苦労して薬を処方してもよくならないので、対応に困ってしまいます。
虚血・再灌流障害による違和感
味覚障害
舌痛症
亜鉛欠乏症
と診断し、ロフラゼプ酸エチル、酢酸亜鉛水和物（ノベルジン）の内服を開始しました。9日後に来院された際に、第一声で「劇的によくなった」ということでほっとしました。
