福田謙一教授(東京歯科大学)の「口腔顔面痛の薬物療法」の講演です。骨切り術後のプレート除去術の前に鎮痛剤を投与し、術後の鎮痛効果を比較した研究です。
ジクロフェナックナトリウム 50㎎
セレコキシブ 400㎎
アセトアミノフェン 1000g
3つの薬剤はプラセボと比較していずれも同程度の鎮痛効果を発揮しました。ジクロフェナックナトリウムの効きがよく、アセトアミノフェンの効きは弱いというイメージでしたが、単なる思い込みだったようです。
Hanzawa, Atsushi, et al. “A comparative study of oral analgesics for postoperative pain after minor oral surgery.” Anesthesia progress 65.1 (2018): 24-29.