怪我や炎症によって痛みが生じる侵害需要性疼痛、神経の損傷によって痛みが生じる神経障害性疼痛のいずれにも当てはまらない痛みがあることは以前からわかっていました。そのような痛みは脳機能の変調を伴っていて痛み以外に感覚過敏、睡眠障害、気分障害、記憶障害がみられることが多々あります。このような痛みを痛覚変調性障害と呼ぶことになりました。
痛覚変調性障害は新しい概念であり、病名ではありません。まだまだわかっていないことが多いこの痛みに対する第1回目の研究会が東京慈恵会医科大学で開催され、WEbで参加しました。ポスターですが、AIに描かせて出来上がったものだそうです。