新・痛みの研究会、令和5年度厚生労働省慢性疼痛診療システム均てん化等事業、一般財団法人日本いたみ財団が共催する疼痛セミナーをオンラインで受講しました。
北原正樹先生の講演では痛み治療でよく経験する「土ツボにはまる」ことをどうしたら避けられるかを解説されました。
「診断名」へのとらわれ
慢性痛では診断名が異なっても治療方針はあまり変わりません。原因を見つけることも難しいことが多く、原因を見つけることにこだわらない方がうまく行きます。
「痛み」へのとらわれ
痛みがない状態にするのは難しく、なかなか期待したと売りの治療効果が見られません。痛みによってどのようなことに困っているのかをはっきりさせることが大事です。
「治療手段」へのとらわれ
薬剤は補助的な硬化しかないことが多く、や神経ブロックや手術もたいていは効果がありません。運動療法、心理療法、生活習慣の改善が効果的です。