「最近冷たいものが歯にしみる」、あるいは「鏡をのぞくと、しみる部分の歯茎の境目の歯が削れている」などと感じている方はいませんか?
その症状、虫歯でなければ知覚過敏です。
知覚過敏は、正式名称を”象牙質知覚過敏症”といいます。日本人の4人に1人がこの知覚過敏を持つといわれ、、症状は虫歯がないにもかかわらず歯がしみて痛むというものです。歯の頭の部分はエナメル質という硬い材質からできており、その内側が象牙質、そして神経(歯髄)が通っています。ところが歯の根の表面にはエナメル質がないため、下の写真のように根が歯茎から離れて露出すると、象牙質の部分に直接様々な刺激が伝わってしまい、それが神経にまで届いて歯がしみてしまうというメカニズムです。