3才頃から、上顎の痒みか気になりだし様子(歯科・皮膚科・耳鼻科・小児科を受診したが異常なし)を見ていました。7才頃から強いかゆみがあり、寝つきも悪く小学校生活にも影響がでるため、再度病院(歯科・口腔外科・小児アレルギー科)にかかりましたが、何もわからず、小学校のスクールカウンセラーを紹介されて、数回会って日常の会話をしながら何が原因なのかを模索しております。
以前は、氷を口に含ませると一時的にですが症状が治まっていたようです。現在は指で引っ掻く→傷ができる→食事がしみる→落ち込む→イライラする・泣く→勉強に集中できない。を、繰り返しております。何かよい方法、症状からみて病院を受診などアドバイスを頂けないかと思い、相談しました。
回答:口腔内科 樋口均也
多数の診療科で診察を受けられた経緯から、上顎には異常が見当たらず、口腔アレルギー症候群を含めたアレルギーなど、かゆみの原因となるような異常もなさそうです。
原因があれば、対応策によって症状の改善が期待できますが、原因不明の現状では原因追求を一度あきらめて、かゆみの症状を緩和する治療に取り組むことをお勧めします。
かゆみを改善する方法としては抗精神薬、漢方薬、はり治療、心理療法が候補となります。抗精神薬を用いる場合は小児歯科で処方してもらい、併せて心理療法についても相談されるとよいでしょう。
漢方薬やはり治療については、今まで受診した医療機関で漢方に詳しい先生や小児精神科の先生を紹介してもらうという方法があります。