症例で学ぶ中医学
3月の中医学講座は「エキス剤使用の基礎的症例」でした。症例が紹介された後は症状ごとに「臓腑」「虚実」「気血水」「経絡」などがどれに当たるかを挙げていきます。列挙したものを一覧して総合し、弁証と治法を出し、最終的に1剤もし…
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3月の中医学講座は「エキス剤使用の基礎的症例」でした。症例が紹介された後は症状ごとに「臓腑」「虚実」「気血水」「経絡」などがどれに当たるかを挙げていきます。列挙したものを一覧して総合し、弁証と治法を出し、最終的に1剤もし…
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島袋美千代先生は私の2年先輩で、卒業後はしばらく口腔治療科に残っていました。タイトルは「女性歯科医師の立場から 臨床研修を終えた皆さんへの提言 卒後34年のこれまでとこれから」で、女性歯科医師としてその時々の苦労を重ねな…
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1年間の臨床研修を終えた大阪大学歯学部の新人同窓生に集まってもらいました。会場は大阪大学中之島センターです。午後2時から5時までは先輩同窓生が半生を振り返って後輩に人生訓を授けました。疾患、治療に関する話を聞く機会は多い…
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両親のいずれか一方にTNSALPをコードするALPL遺伝子が機能欠損変異している場合は軽症~中等度の低ホスファターゼ症が生じます。その確率は500人に1人程度です。もっとも軽症な場合が乳歯の早期脱落のみ生じる「歯限局型」…
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仲野教授は「小児歯科専門医の大多数は外傷により乳歯が脱臼した場合に再植しない。保隙で対応する」ということでした。外傷により乳歯を喪失した場合は2014年4月より保険適応で義歯を作成することができるようになっています。 小…
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タカラベルモントの会議室を借りて大阪大学第二口腔外科同窓会主催の勉強会が開催されました。講師に大阪大学小児歯科の仲野和彦教授を迎え、「日常診療でよく遭遇する小児歯科領域の症例に対するアプローチ」を解説してもらいました。日…
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オープンダイヤローグとは対話によって病からの回復を図る治療法です。その起源は1980年代のフィンランドのラップランド地方にあり、精神疾患を抱える患者に対して有効な方法でした。精神疾患に関わらず慢性疾患や障害であれば大変効…
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痿証2は夏の暑い盛りに重労働の農作業をしたために肺津損傷と肝腎損傷が生じ、作業後に冷たい水に浸かって足を洗ったことで湿熱下注が生じました。その結果、足に力が入らなくなり立つことができなくなりました。清暑益気湯に類似した清…
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痿証 肢体筋脈が弛緩し無力になる病気を痿証といいます。長期化すると筋委縮も生じ、ギランバレー症候群、運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症など)、重症筋無力症、周期性四肢麻痺などが相当します。弁証は以下の5種です。 肺熱…
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西条ときわクリニックの山本篤志先生が皮膚に発疹が出た3症例を紹介されました。皮膚をスライドガラスで圧迫して色が消褪する場合は血熱であり、消褪しない場合は血瘀です。写真の71歳女性で血瘀の症例では三焦の湿熱もあったため、黄…
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