呉茱萸湯
人参、大棗、生姜はいずれも脾胃の働きを助けます。これに体を温める働きが強い呉茱萸が加わった方剤が呉茱萸湯です。呉茱萸は鎮痛、利水の働きがあります。これらの生薬が合さることにより、胃腸が弱り、手足が冷えて吐き気を伴う頭痛に…
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人参、大棗、生姜はいずれも脾胃の働きを助けます。これに体を温める働きが強い呉茱萸が加わった方剤が呉茱萸湯です。呉茱萸は鎮痛、利水の働きがあります。これらの生薬が合さることにより、胃腸が弱り、手足が冷えて吐き気を伴う頭痛に…
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帰脾湯(人参、白朮、茯苓、甘草、生姜、大棗、酸棗仁、当帰、竜眼、遠志、黄耆、木香)に山梔子と柴胡を加味したものが加味帰脾湯です。 人参、白朮、茯苓、甘草、生姜、大棗の6剤は四君子湯の構成生薬であり、水滞を伴う気虚に用いま…
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今回の邵輝先生の講義は摂食嚥下障害を取り上げられました。摂食嚥下障害の原因の一つに中気不足(脾気虚)が挙げられます。脾気虚は過労や栄養不足で生じますが、これは昔の日本人や開発途上国で見られる脾気虚の病態です。現代の日本人…
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1月のTAO東洋医学会では邵輝先生が「摂食嚥下障害―中気不足」、小林宏先生が「人参剤」といずれも脾胃気虚に関する解説をされました。漢方薬の飲み比べは人参湯、補中益気湯といずれも脾胃気虚に効く方剤でした。9月の台風で飲み比…
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エクスポージャーの種類 1月の大阪・神戸CBTを学ぶ会では暴露療法に幾つかの種類があることも学びました。 現実エクスポージャー 不安障害に対して実生活の中で今まで避けていたことを少しずつ体験していく方法です。 イメージ・…
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1月の勉強会では緘黙の症例について学びました。面接中に何もしゃべらないクライエントに対して心理療法を施すことができるということを知りました。そのとき思い出したのが小学校1年生のクラスに緘黙の同級生がいたことでした。その子…
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北京中医学院の劉渡舟教授が著した『劉渡舟験案精選』の抄読会で痺症と痿症の症例を読みました。痺症は関節や筋肉の痛み、手足の痛み、神経痛などを指します。痿症とはしびれて感覚が鈍くなったり、動かなくなったりすることに使います。…
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広島県「西条ときわクリニック」の山本篤志先生が提供された症例は今回で100の大台に乗りました。 症例98 難治性口唇潰瘍 胃熱、脾陰虚 白虎加人参湯 + 啓脾湯 症例99 咳と鼻汁 腎不納気、脾胃陽虚 麻黄附子細辛湯 症…
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12月の新木本塾では3名の先生から11例の症例が用意されました。トップバッターは岡山市「もくれん耳鼻咽喉科」の中島智子先生です。先生は中医学(漢方)を勉強するために1年間上海に留学されたことがあるそうです。今回は頸部腫脹…
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病に苦しんでいる人は何らかの陰性感情を持っています。その陰性感情が治療者に向けられると良好な「患者—治療者関係」を築けなくなります。患者の中の「良い自分」と「悪い自分」の存在に気付き、その二人の間で対話が進むことで治療者…
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