顔面痤瘡
ニキビ(痤瘡)のことを中医学では粉刺、痤疾、皶といいます。『素問』には風寒が過熱した風熱が肺を犯して皮膚に病変が生じると記されています。また、『医宗金鑑・外科心法要訣』沿岸部で魚介類を食べる人々に多い病気と記されています…
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ニキビ(痤瘡)のことを中医学では粉刺、痤疾、皶といいます。『素問』には風寒が過熱した風熱が肺を犯して皮膚に病変が生じると記されています。また、『医宗金鑑・外科心法要訣』沿岸部で魚介類を食べる人々に多い病気と記されています…
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疝気とは下腹部の痛みを指し、陰嚢痛や外陰部痛のことをいいます。慢性陰嚢痛(もしくは精巣痛)とは「両側もしくは片側の精巣の痛みが3か月以上にわたって、連続的もしくは間欠的に続く状態」と定義されています。米国では…
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血瘀は王清任(1768~1831年)により体系化された概念で、体内の血液が一か所に滞ることで種々の障害をきたすことを指します。血瘀を改善するのが駈瘀血剤であり、気の上衝を下げる働きもあります。駈瘀血作用がある生薬は桃仁、…
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日本でスペイン風邪が流行した100年前に漢方薬で治療した木村博昭医師は主に柴葛解肌湯を用いて一人の死者も出しませんでした。新型コロナに対して柴葛解肌湯の方意で葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏を1週間用いて症状がほぼ消失した症例…
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六病位の最後が厥陰病であり、傷寒の最終段階です。最終段階というと死へと移行しそうですが、死証となるのはその前の少陰病の場合が多いということです。東洋医学の陰陽二元論では、陰が極まると陽に転じるとされます。陰の最後である厥…
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胃熱の原因には感染症や熱誠疾患による胃腸症状の他、過食やストレスによって起こる自律神経亢進症があります。症状は上腹部の灼熱痛、口臭、口渇、便秘です。 胃熱を取る漢方薬として白虎加人参湯が用いられますが、白虎とは石膏を指し…
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胸がドキドキして苦しくなることを動悸といいますが、中医学では「心悸」といいます。心神が動揺して不安定になっている状態と捉えられています。 心気には外因によるものと内因によるものがあり、前者を驚悸、後者を怔忡といいます。 …
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心の血瘀による阻滞で心を養うことができない状態です。このため胸苦しくなったり、狭心痛が生じたりします。舌所見は暗紫舌で瘀斑、瘀点が見られます。 治則は活血化瘀であり、用いる漢方薬はは血府道瘀湯、冠元顆粒です。
冷え性の体質(素体陽虚)や久病、暴病で心陽が消耗している状態です。心気不足が長く続いているともいえます。舌は淡白で胖大となり、舌苔は白滑です。脈は沈で遅く、無力となり、あるいは結代が生じます。 治則は補心陽、益心気であり…
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のどが詰まったような感じがしてどうしても気になるが調べてみるとのどに何の異常も見当たらないという病気があり、咽喉頭異常感症といいます。これは多分に精神的な要素が関係していてヒステリー球とも言われ、中医学では梅核気と呼びま…
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