エキス製剤
漢方薬は生薬をブレンドしたものを煎じて作ります。水分が蒸発して半分ほどの容積になるまで煎じます。これが本来の利用法ですが、この作業を毎日するのは手間なので、保険では煎じた水溶液を乾燥させて粉末状にしたエキス剤が用いられま…
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漢方薬は生薬をブレンドしたものを煎じて作ります。水分が蒸発して半分ほどの容積になるまで煎じます。これが本来の利用法ですが、この作業を毎日するのは手間なので、保険では煎じた水溶液を乾燥させて粉末状にしたエキス剤が用いられま…
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神戸で鍼灸院を開業されている松岡佳余子先生は高麗手指鍼の専門家です。手に針を打つ前に手指の状態や手相をよく観察します。手を見ると全身の病理状態が推測できるそうです。また、手に現れる病理的変化は血縁者間で遺伝する様子が観察…
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太息 ため息をつく 納呆 食欲不振 審察 詳細に観察する 大都 大部分 有事 ときどき 引起 もたらす 自作主張 独断で行う 失識 失敗 足 十分に
春は風邪、梅雨時は湿邪に侵されやすく、この二つが合わさった風湿の病が関節リウマチなどの風湿病です。袪風湿薬は風湿の邪を除き、関節や筋肉の痛みを改善します。 独活 シシウドやウドの根茎を乾燥させて生薬としたものです。鎮痛鎮…
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湿熱は湿邪と熱邪が結びついて生じます。湿熱はネバネバして停滞するため身体の活動を妨げ、症状を遷延させます。肉の過食でなりやすく、肩凝り、臓苔、炎症、湿疹、アトピー、花粉症などの症状を引き起こします。 湿熱に対して用いる代…
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虚労とは体力が衰え、生命力が低下している状態を指す中医学の用語です。虚労に対して用いる生薬には人参、党参、西洋参、太子参、黄耆、百朮、百扁豆、甘草、当帰、熱地黄、白芍、阿膠、竜眼肉、鹿茸、朴骨脂、沙参、麦門冬、玉竹、天門…
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淋症とは膀胱に関する中医学的な病名であり、石淋、気淋、血淋、膏淋、労淋、熱淋、寒淋の七つに分類されます。淋症の症状は頻尿、残尿感、子腹痛、尿道渋痛などで、西洋医学では膀胱炎、腎盂腎炎、腎結核、癌、結石などがこれに相当しま…
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腸内に長く溜まっていた便を「宿便」といいます。宿便という言葉は尾台榕堂が1871年に出版した『方伎雑誌』で初めて用いられていますが、1800年前に書かれた『金匱要略』や『傷寒論』に出て来る「宿食」から派生した…
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瞑眩とは 漢方薬の服用初期に一次的に体調が悪化したり、不快症状が出現したりすることを「瞑眩」といいます。これは漢方薬の効果によって体内の病理産物や邪気が追い出されるときに生じる反応と考えられ、治癒の一過程として捉えられて…
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中医学の古典的な教科書である『黄帝内經靈樞』第60章に「五逆」(病的な五つの状態)が説明されています。原文のまま引用します。 黄帝曰:諸病皆有逆順、可得聞乎?歧伯曰:腹脹、身熱、脈大、是一逆也;腹鳴而滿、四肢清泄、其脈大…
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