桂枝加桂湯
山本篤志先生(西条ときわクリニック)の症例は病気不安症による息苦しさ、前胸部の圧迫感と熱感、手足の冷えでした。弁証は心血虚と心虚煩躁でした。方剤は桂枝加竜骨牡蛎湯、桂皮末、甘麦大棗湯が用いられました。 息苦しさは腎不納気…
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山本篤志先生(西条ときわクリニック)の症例は病気不安症による息苦しさ、前胸部の圧迫感と熱感、手足の冷えでした。弁証は心血虚と心虚煩躁でした。方剤は桂枝加竜骨牡蛎湯、桂皮末、甘麦大棗湯が用いられました。 息苦しさは腎不納気…
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板阪和雅先生(板阪内科小児科医院)の第二症例は、頭重、眩暈、のぼせ、動悸の訴えがありました。弁証は気陰両虚、浮陽、痰湿でした。気虚と陰虚により陽が上昇し、のぼせが生じました。これに痰湿が加わって頭重、めまい、動悸が強くな…
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板阪和雅先生(板阪内科小児科医院)の第一症例は、ストレスが溜まると軟便、食欲低下などの症状が出やすいという訴えもありました。もともと脾虚の患者さんなのですが、ストレス(肝気の変化)によって脾胃の機能が低下する「脾虚肝乗」…
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板阪和雅先生(板阪内科小児科医院)の第一症例は、手足が自然に震えるトレモール(振戦)が主訴でした。この原因は肝風と考えられました。肝腎陰虚になると陰液が不足しているために陽を制御できなくなります。陽は上昇して内風が生じま…
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11月の中医学講座の症例検討の中で、木本裕由紀先生から加味逍遙散についてのコメントがありました。加味逍遙散は当帰、柴胡、芍薬、甘草、白朮、茯苓、乾姜、薄荷の8味からなる逍遥散に牡丹皮、山梔子を加えたものです。この方剤は肝…
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中国や日本の伝統的な鍼治療は十二経絡に沿って分布するツボに針を打ちます。耳鍼は経絡とは別の理論体系で、フランス・リヨンの整形外科医Dr.Paul Nogierが体系化しました。耳に胎児に類似した人体の投影が存在するという…
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東洋医学では、口腔は経絡(気血が流れる道)を通じて全身と広く深く関連していることから、お口の病気は五臓六腑(内臓)の失調が原因であると捉えられています。近年、漢方は歯科にも広く普及しはじめ、最近では口腔を一つの臓器として…
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小青竜湯は風邪の鼻水や花粉症の鼻水によく使われます。木本先生が紹介されたのは、腎不納気によって息が吸えなくて咳が止まらない場合の使い方です。この場合は小青竜湯を主湯に溶いて1日3回飲みます。治療中はこの重湯以外に何も食べ…
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板阪和雅(板阪内科小児科医院)の症例はいつもさまざまな症状が出てきて複雑です。弁証も3~5個合併しています。 フケ 陽虚浮陽、肝熱 瞼の痙攣 肝血虚 四肢の冷え 四逆 多夢、中途覚醒 心血虚 …
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東洋医学的アプローチ シンポジウム「口臭及び口臭症解決へのアプローチ」での亀山敦史教授(松本歯科大学歯 科保存学講座)の講演です。口臭症を中医学的に4類型に分類されました。 実熱タイプ 黄色苔、胃熱、脾胃湿熱 陰虚タイプ…
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