漢方薬を使う病気⑯
ストレス性症候群 身体のさまざまの不調を訴える病気には、気鬱症、自律神経失調症、不定愁訴、機能性身体症候群、心身症などがあります。何らかのストレスが関連している場合が多いことから、別名「ストレス性症候群」とも呼ばれていま…
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ストレス性症候群 身体のさまざまの不調を訴える病気には、気鬱症、自律神経失調症、不定愁訴、機能性身体症候群、心身症などがあります。何らかのストレスが関連している場合が多いことから、別名「ストレス性症候群」とも呼ばれていま…
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小柴胡湯と間質性肺炎 小柴胡湯は、体が丈夫な人が風邪をこじらせた際に飲む薬として約1800年前に開発され、よく似た症状が現れる急性肝炎や胆石症、気管支炎、中耳炎に対しても有効です。 ただし体が弱い人や長期間の使用は禁止さ…
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口腔粘膜炎に対する半夏瀉心湯の効果 頭頸部癌の治療方法は手術か放射線治療となりますが、放射線治療を受けると口腔粘膜炎が必発し、かなり重篤な症状が生じることもあります。その結果、治療の継続が不可能になったり栄養状態が悪化し…
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婦人科疾患 病因 1. 六因致病 六因の邪、すなわち風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪(熱邪)が侵入して発症します。寒邪は月経不順、月経痛、帯下病、胎動不安、堕胎小産、産後発熱、産後痛の原因となります。熱邪は月経過多、崩…
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漢方薬は個々の病気に応じて薬を選択するのではなく、気血水や五臓といった患者様ごとの病態に応じて証を判定し(弁証)、適切な漢方薬(方剤)を決定します。そのため、同じ病気でも様々な方剤が用いられ、逆に全く別の病気でも同じ方剤…
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不妊症 中医学の弁証では不妊症の原因は冷え(寒証)、虚証、炎症(熱証)に大別できます。飲食物や生活習慣が原因となって子宮が冷えてしまうと、温かい場所を好む卵子が着床できないため、食生活などの改善とともに当帰四逆加呉茱萸生…
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乳癌 中西医結合とは、中医学と西洋医学を併用して治療することです。乳癌の治療は中西医結合が効果的とされ、西洋医学で手術や放射線照射、化学療法、ホルモン治療を行い、中医学では弁証に応じて漢方薬が用いられます。 乳癌の弁証 …
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肝癌 肝癌の病因病機は「本虚標実」です。本虚とは脾気が不足して正気が損なわれることで、標実とは邪毒が内蘊して気血が瘀滞し、痰湿が蘊結することです。簡単に言えば、胃腸の調子が狂うと発癌物質やウイルスにさらされやすくなり、免…
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口臭の弁証 口腔やその周囲の炎症 歯周炎、口内炎、扁桃炎、副鼻腔炎 脾胃積熱 脂っこいものや辛い物を食べすぎると胃熱が生じて火熱が上蒸する 悩み、抑うつ、怒りが肝を傷め、気鬱化火から肝火が胃に移る 胃気欝滞が続き、火熱し…
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顎関節症 筋肉や関節の痛みを痺症といい、顎関節症もこれに該当します。顎関節症を中医学的に弁証すると、風邪による行痺、寒邪による痛痺、湿邪による着痺に分かれます。 行痺 痛みの部位が一定せず、定まらないという特徴があります…
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