新しいプラークと古いプラーク
プラーク(歯垢)とは、口の中の細菌が飲食物中の砂糖を原材料にして作り上げた細菌の住み家のことで、中では無数の細菌が活動しています。別名バイオフィルムとも呼ばれ、虫歯菌や歯周病菌もこの中で増殖していくのです。 プラークが付…
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プラーク(歯垢)とは、口の中の細菌が飲食物中の砂糖を原材料にして作り上げた細菌の住み家のことで、中では無数の細菌が活動しています。別名バイオフィルムとも呼ばれ、虫歯菌や歯周病菌もこの中で増殖していくのです。 プラークが付…
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口の内外に多数ある唾液腺の中で最も大きなものが下顎の後方に左右一対ある耳下腺で、ここをマッサージすると、頬粘膜の耳下腺乳頭から唾液が出てく ることを実感できます。ただし、ドライマウスの改善を目的とした耳下腺マッサージは非…
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準備段階(第1段階) 痛みが生じる前に次のような問題点を抱えている場合が一般的です。人生のさまざまな時期に生じる問題、過剰適応、心理・社会的ストレスです。 痛みの発生(第2段階) 歯科治療、ヘルニアなどの脊椎外科手術、交…
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歯肉に生じたできもの(腫瘤)のことをエプーリスといいます。その多くは細菌感染や外傷による炎症がきっかけとなって歯肉が反応性に増殖することにより生じます。一部は歯肉にできる良性腫瘍の場合もあります。鑑別が必要な状様な疾患に…
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口腔粘膜は、皮膚と違って表面に角質層のない柔らかい性状を持ち、表面の角化が亢進すると白くなって「白板症」になります。中でも細胞の形状や大きさ、並び方が不規則(異形成)な粘膜は、血管の色が透けて粘膜が赤く見える 「紅板症」…
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粘膜が赤くなっている状態を「紅板症」といいます。白板症は粘膜表面の角化が亢進して白くなりますが、紅板症では粘膜上皮に角化ではない異常が見ら れ、血管が拡張して赤くなります。紅板症は珍しい病気ではありますが、口腔内で最もガ…
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口腔粘膜の病的変化には潰瘍や腫瘤形成、色調の変化などがあります。しかし中にはガン化するものもあり、2007年のWHOの報告では8種の病変が挙げられています。 1.白板症 口腔粘膜が白くなる病気です。通常、口腔粘膜の表面は…
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大学院で研究していた頃は組織標本を自分で作成していました。マウスの足(下肢)に遷移肉腫というガンを発生させ、マウスを殺してガン病巣部の組織像を調べていたのです。 診療が終わって夜に実験を開始するのですが、固定、脱脂、脱水…
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扁平苔癬は病変部を組織採取し、病理組織検査をすることで診断が確定します。病理組織像の特徴は以下の通りです。 表層の過角化症 粘膜上皮の角化が亢進して厚くなることにより、粘膜が白くなります。角化が亢進する理由ははっきりして…
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六病位の3番目で陽が極まり、邪が裏に侵入した時期を陽明病期といいます。陽明病期には腹痛、便秘、臭い汁、持続熱、燥尿といった症状が見られ、脈は沈で強く、は白~黄~褐色の厚い舌苔が見られます。治則は瀉下・解毒で大承気湯や白虎…
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