口臭の精神医学的側面
口臭を訴える精神疾患には口臭恐怖と口臭妄想があり、前者は神経証圏寄りで後者は精神病圏寄りですが、一連のスペクトラムの中にあります。自己臭恐怖と自己臭妄想も同じような位置づけです。 このスペクトラムに位置する近縁疾患に思春…
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口臭を訴える精神疾患には口臭恐怖と口臭妄想があり、前者は神経証圏寄りで後者は精神病圏寄りですが、一連のスペクトラムの中にあります。自己臭恐怖と自己臭妄想も同じような位置づけです。 このスペクトラムに位置する近縁疾患に思春…
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上顎の奥歯(臼歯)の上方には副鼻腔といわれる空洞の一つである「上顎洞」があり、その大きさや形は個人差が大きく、また年齢によって拡大する傾向があります。この空洞のため、上顎の臼歯ではインプラントを植立するための骨の量が不足…
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高いところが苦手な高所恐怖症、狭いところが苦手なら閉所恐怖症、尖ったものが苦手な先端恐怖症、人それぞれ、苦手なものがありますね。「高い所から落ちて痛い思いをした」という過去の記憶、実体験に根付いた恐怖感なのでしょう。 歯…
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歯磨きには人それぞれに磨き癖があり、毎日歯を磨いていてもどうしても磨き残しが生じてしまいます。それは歯と歯の間や歯と歯茎の間にわずかな隙間があり、その分磨きにくいからです。また、磨き残す箇所は毎回決まっていますから、取り…
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江上一郎先生の著書の中で乳幼児がよくかかる突発性発疹の原因ウイルスであるHHV-6の唾液中の濃度を調べることで疲労度がわかるというくだりがありました。疲労がたまるとウイルスは宿主である人間を見限り、他の宿主を見つけようと…
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シナプスに存在し、持続時間が長い興奮性シナプス後電位を発生させるNMDA受容体は、慢性疼痛の成立に大きな役割を果たしています。グルタミン酸受容体であるNMDA受容体は、安静時にはMgイオンによってチャンネルが閉じられてい…
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口腔顔面痛に対してアミトリプチリン、アセトアミノフェン、カルバマゼピン、デュロキセチン、プレガバリン、ロキソプロフェンが使用されたにもかかわらず効果がなかった3症例です。いずれもケタミンを点滴して改善しました。ケタミンは…
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慢性郎痛に対する治療薬の1種類として抗てんかん薬であるガバペンチン、プレガバリンが使用されてきましたが、2019年にミロガバリンが加わりました。痛みの信号は末梢から中枢へとしナップスを介して伝達されます。シナプスに存在す…
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5月の中医学研究会で慢性気管支炎の治療例を学びました。五行理論で土は脾、金は肺を指します。慢性気管支炎は肺の病気ですが、脾虚を放置すると肺の病気が治らなくなることを示した症例です。 肺は呼吸により外界の清気を取り込みます…
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ストレスが唾液分泌量を低下させ、口臭につながることを紹介しましたが、薬によって唾液分泌量を低下させても口臭が強くなることを示した実験結果です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する治療薬に長時間作用性吸入気管支拡張剤のグリ…
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