合病と併病
太陽病と少陽病の併病に対して柴葛解肌湯が有効であった症例報告です。柴葛解肌湯は葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏の構成生薬を合わせたものでできています。 『傷寒論』に合病と併病について解説があります。合病とは病気の本体は一つの病…
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太陽病と少陽病の併病に対して柴葛解肌湯が有効であった症例報告です。柴葛解肌湯は葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏の構成生薬を合わせたものでできています。 『傷寒論』に合病と併病について解説があります。合病とは病気の本体は一つの病…
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江部洋一郎著『経方医学』に昼夜逆転の病理が解説されています。衛気は腎と胃で産生され、烝化した津液とともに三焦を通って全身に送られ、潅流・代謝されます。皮の衛気は朝、裏から胸を通って表出して目が覚め、夜、表から胸を通って裏…
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血の流通に障害をきたした状態が血瘀であり、漢方独自の概念です。血瘀の状態を血管のライブイメージングにより調べた論文です。血瘀に対して用いられる代表的な方剤である桃核承気湯、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散が実験に用いられました。 …
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下顎臼歯の治療後に頸部に痛みが生じた症例で、半年間原因がわからず、ようやく高安動脈炎と判明しました。高安動脈炎は血管壁に生じる非特異的な慢性炎症です。遺伝的要因を背景に、感染などの環境要因がきっかけとなり、大動脈を主体と…
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首が痛いから歯科にかかって診てもらおうという人はいないと思いますが、中にはそういうこともあります。ちょうど歯の痛みで治療を受けていて、その近くの首が痛くなってきたとか、首が痛いなと思っていたらその近くの歯も痛くなってきた…
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骨粗しょう症の治療に用いるビスフォスフォネートは、破骨細胞の活動を抑えて骨吸収が進行しないようにする薬です。しかし、骨代謝が抑えられることで、ビスフォスフォネート関連顎骨壊死が生じることもあります。 ビスフォスフォネート…
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うつ病の病態を説明する際に、脳内でセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンの濃度が低下しているのではないかという「モノアミン仮説」がよく使われます。中医学(漢方)の考え方では、栄養や血液、ホルモン、神経伝達物質など、物質的…
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グラウンデッド・セオリー・アプローチにより、顎変形症患者の心理は4つのコアカテゴリーに分けられました。 成長過程での顔貌、咬合の変化に対する悩みの変化 治療決断に至る心理社会的葛藤 治療の伴う苦痛とそれを乗り越える術後へ…
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受け口などの顎変形症患者は審美的な面で心理面の問題を抱えています。骨切り術と矯正治療によって改善できるのですが、治療中、治療後には心理面での変化がみられます。このような心理面の特徴をグラウンデッド・セオリー・アプローチで…
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臨床検査会社「BML」から定期的に無料で送られてくる雑誌です。検査会社らしく、診断に的を絞った作りとなっていて、勉強になります。今号ではIgG4関連疾患が取り上げられていて、抗IgG4抗体関連涙腺・唾液腺炎(ミクリッツ病…
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