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CBTを学ぶ会

学会・研究会 2021年07月01日

3月の認知行動療法の研究会はWEBで開催されました。今回は性犯罪者に対する認知行動療法を学びました。再発予防のための取り組みです。性犯罪に対する専門的な知識も治療経験もないため、どの話も大変興味深く効けました。性犯罪対策にはさまざまな側面がありますが、治療(医療)の観点からとらえてみると以下のような流れが想定できます。
情報収集と治療契約
医療面接
診察
検査
お薬手帳、過去の検査データ、紹介状、診断書
身近な人への聞き取り
関係機関、関係者への照会
文献調査
ガイドライン
臨床推論
診断
治療目標の決定
治療
(治療的診断)
再評価
メインテナンス
心理学では「インテイク」「ケースフォーミュレーション」といった言葉が使われる内容も含まれます。性犯罪再発予防の心理面接が実際にこのような流れに乗って進められているのか、その現状はわかりません。ただし、普段の仕事の内容から離れたものを見聞きすると、自分の臨床を振り返るよいきっかけとなります。

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