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差し歯を入れてから食いしばり頭痛がするようになった

2012/6/15

相談: (36歳 女性)

はじめまして。川田と申します。実は食いしばりでここ2年悩んでおりまして、食いしばりの始まりは前歯を差し歯にしてからの歯並びからくるものなのかもしれないですが、差し歯にする前は前歯が出ていたのですが差し歯を機に出ていた歯をうちに入れて頂いてから普通にしていても上の歯と下の歯は当たらないのですがなぜか差し歯の治療をしている頃から、アゴを前へ付きだして前歯の裏側と下の歯を当てて食いしばり気がつくのと癖になっていてこめかみ辺りが痛くなり頭痛がありストレスを常に感じるようになり食いしばりを避ける為に気休めにガムを噛む事を必要以上にしていて凄く悩んでいます。治療で直りますか。お忙しい中すいません。

回答:口腔内科 樋口均也

上顎前歯が前に出ている状態いわゆる「出っ歯」に差し歯(クラウン)をかぶせ、歯を内側に入れたのでしょう。こうすると見た目は綺麗になるのですが、下顎がわずかに後方移動するため、下顎の前方への動きを妨げることがあります。

下顎の位置や動きの変化は周辺部に影響を与え、例えば顎関節の雑音や痛み、咀嚼筋の懲り、違和感、耳鳴り、頭痛などが起こりやすくなります。

この状態を改善するためには、クラウンを作り直して下顎の位置と動きを元の状態に戻す必要がありますが、再び出っ歯に戻ってしまうため、別の方法として噛み合わせを高くすることが挙げられます。これなら下顎が無理のない位置に収まり、動きもよくなります。

また、噛み合わせを上げる方法としては、夜間の咬合挙上副子(スプリント)の使用がまず初めに試みるべき方法です。そして効果があれば歯を順番に挺出させたり、クラウンをかぶせたりして噛み合わせを調整しますが、他にも矯正治療や骨切手術などが有効です。

問題が歯にあるか否かにより治療法が全く異なるため、歯科か口腔外科を受診されることをお勧めします。

2012/6/15

相談: (36歳 女性)

先日はお忙しい中、返信頂きありがとうございました。やはり差し歯を作り治してまた前歯を出す事には抵抗があり、それ以外での方法で治療出来るようであれば治療を受けたいと思います。

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