2012/9/8
相談: (64歳 女性)
約1年半程前から、舌の症状に悩まされています。最初の頃は、昼夜を問わず、舌のしびれ、ざらつき感がありましたが、最近は、これらの症状に加え、舌の痛みや上あごにも、ざらざら感や痛みが広がっています。近隣の主要な病院、クリニックでの診察は受けましたが「原因不明にて、定かな治療方法は見当たらない」との診断でした。
平成23年5月、右股関節の手術をし、左の股関節の痛みもありますので、痛み止めに、ロキソニン錠、胃薬は、タケプロンOD錠 乃至ムコスタ錠の服用を続けています。
回答:口腔内科 樋口均也
舌のしびれや違和感、痛みが持続している状態から舌痛症を疑います。舌痛症は舌だけではなく、口腔粘膜のいずれの部分に生じても「舌痛症」といい、「口腔灼熱症候群」とも表現されています。
舌痛症はドライマウスや食いしばり、口腔カンジダ症、亜鉛不足、ストレス、うつ、女性ホルモンなどさまざまな問題が関連するため、これらへの対応が必要となります。また、舌痛症の治療法としては漢方薬の他、抗うつ薬や抗けいれん薬などの内服が有効です。
2012/9/15
相談: (64歳 女性)
お忙しい中、早速ご返信を下されまして、有難うございました。(これで治るかもしれないという)嬉しさのあまり、この事をリハビリも兼ねて通っているスイミングクラブの仲間で話題に出しますと近くにも、舌痛症の治療をする先生がいらっしゃることを、知らされました。下半身が不自由な体ですので、取り敢えず 自宅から近いクリニックに行くことにします。これも先生のご賢察のお陰でありましたことを、感謝しております。