30代 男性
主訴
左下の舌に歯が当たって痛い。
現状歴
1年前に舌が白いことに気付いた。放置していたが、最近痛みが出てきたので舌がんが心配になって来院した。
口腔内所見
左側下縁部に白い隆起を認めた。周辺の粘膜のびらんを伴っていた。
治療過程
周辺の正常な粘膜も含めて切除した。組織標本を作製し顕微鏡で観察した。「乳頭腫」との診断を得た。
病理組織所見
Papilloma no malignancy-Tongue,resected(乳頭腫―舌切除切片)
「標本は舌の隆起性病変で、表皮の肥厚と乳頭状増殖像が認められる。乳頭腫と考えられます。上皮は一部でビランを伴い、上皮下には密な小円形細胞浸潤が認められます。いずれにしても悪性所見を認めない。」
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弱拡大像 (拡大倍率 40倍) |
強拡大像 (拡大倍率 400倍) |