2012/5/20
相談: (39歳 女性)
5-6年前より、左下5番6番の間に挟まった感が生じ(実際には挟まっていない)、数件の歯科で被せなおし等の診察を受けましたが改善せず、5番の抜髄後も改善せず、治療をするごとに症状が微妙に変化してきています。
今は5番の歯全体が圧迫されて(覆われている)感じや熱をもった感じが、起きている間はずっとしています。心療内科でアナフラニールやフルボキサミンマレイン酸も試しましたが、効果はみられませんでした。物理的な症状として、5番を頬から舌の側に力を加えると歯茎に痛みを感じます。また昨年・今年と心拍確認後初期流産し、今後妊娠する可能性もあり、薬以外の改善法があればと思うのですが。何卒よろしくお願いいたします。
回答:口腔内科 樋口均也
複数の歯科で治療を受けたにもかかわらず違和感が続くとすると、おそらく歯の治療でその違和感を取り除くことは難しいでしょう。
お話の内容から、客観的な異常が見当たらないのに違和感が続く「口腔異常感症」が疑われます。
治療は、やはり薬物療法が中心となります。2種類の抗うつ薬を試したものの、効果がみられなかったということですが、飲む量を増やせば効いてくることがあります。十分な量まで増量されたのでしょうか。また、他の抗うつ薬や抗てんかん薬は試されましたか。
妊娠中は上記の薬の内服は好ましくないため、気持ちの持ち方を変えるように努めることもひとつの解決策になるかもしれません。
2012/5/21
相談: (39歳 女性)
お忙しい中、ご丁寧にお返事をありがとうございました。やはり薬による治療が必要なのですね。色々と不安ですが、悪化させないようにしたいと思います。本当にどうもありがとうございました。