視診、触診
舌や口蓋などの粘膜の色調や表面性状、乾燥の有無、舌苔などの付着物を観察します。
唾液検査
安静時と刺激時の唾液分泌量、pH、緩衝能、濁度、沈殿の状態から、粘膜の乾燥や荒れの有無を調べます。
ふき取り培養法とスメア検査
ふき取り培養法は粘膜を綿棒でふき取って培養し、カンジダ菌発生の有無を調べます。スメア検査では綿棒でふき取った後スライドガラスにこすり付け、顕微鏡でカンジダ菌の有無を観察します。
血液検査
赤血球、血色素量、ヘマトクリットなどにより、貧血の有無や種類を知ることができます。また、肝機能障害や亜鉛不足、ビタミン不足、糖尿病の問題の有無も調べます。
心理テスト
抑うつや不安、神経症的性格などについて調べます。
アレルギー検査
歯科用金属、食物、薬物に対するアレルギーの有無を調べます。
組織生検
粘膜の一部を切り取って採取し、病理組織検査を行います。
痛みの記録
痛みの程度を線の長さや似顔絵などで表現し、その変化を記録します。痛みの詳しい内容を記入する質問票や痛みの日記も利用します。