理学療法2 顎のストレッチ
関節円板が前にずれると摩擦が起こって顎が前に出にくくなり、筋肉に負担がかかってしまいます。そこでストレッチを行って顎を積極的に動かし、円板を前方へ移動させることによって顎関節の可動域を広げます。
訓練前の関節 | 訓練継続施行後の関節 |
方法
- 鏡を見ながら、下顎を真っすぐ前に突き出します。このとき左右にずれないよう気をつけ、思いきり前に出して、そのまま30秒間静止します。
- 次に、そのままの状態で思いきり大きく口を開き、30秒間静止します。
- 一度口を閉じて下顎を少し前に出し、右に思いきり動かして、そのまま30秒間静止します。
- 同様に左に思いきり動かし、さらに30秒間静止してください。
これで合計2分間のストレッチです。1日3回を目安に(4回以上でも可)、入浴時やテレビを見ているときなど、リラックスタイムを利用して行います。症状がなくなっても、数週間は続けましょう。