東洋哲学では臓器や感情、色、方角など様々なものを五つに分類します。季節にも春夏秋冬に長夏を加えた五季があります。長夏とは日が最も長くなる夏至前後の時期を指し、暑さと湿気の強い時期に当たります。
春は五臓で肝、五志では怒に当たります。陽気が盛んになる時期は、反面ストレスが溜まりやすい時期でもあるのです。
五行理論の元となるのは五行、即ち木火土金水です。たとえば春と木曜、午前3~7時の時間帯の過ごし方は「木」を意識して五行理論に従うのがよいとされています。因みに木に属する要素は東、春、青、青龍、肝、胆、少陽、目、筋、仁、麻、李(すもも)、犬、酸、気体、怒、風などです。
また、春や木曜日の食事には酸味のあるものを摂取することが推奨されています。ヨーグルトや柑橘系、梅干しなどで肝を養うことにより、ストレスが軽減されるのです。