腎は生命と密接に関連した臓であるため、生命の誕生や成長、老化に関連する問題は腎精不足によって生じます。具体的には不妊、性欲減退、ED(勃起障害)、発育遅延、早老化、健忘、認知症、白髪などです。
腎は骨を支配して歯は骨余、また骨は耳に開窮し泌尿器や脳と関係するため、耳鳴りや難聴、めまい、歯の動揺、骨粗鬆症、頻尿、尿漏れ、前立腺肥大、腰痛なども腎精不足によって生じます。
腎虚に対しては八味地黄丸や知柏地黄丸などの補腎剤を用いますが、黒豆やきくらげ、黒胡麻、ひじきなど黒い食べ物も腎の機能を強化します。