脾は飲食物から吸収した清らかなよう気を上昇させる働きがあり、これを昇清作用といいます。昇清機能が低下する中気下院証ではめまいや立ちくらみの他、胃下垂や脱肛、子宮脱などの内臓下垂も生じます。 昇清機能の低下には補中益気湯を、逆に気が昇りすぎる場合には柴胡加竜骨牡蠣湯を用います。