歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)とストレスとの関係について調べた研究です。定期健診と歯石除去希望などで、疼痛や咀嚼機能障害および審美障害がない、358名(男性162名、女性196名)を研究対象としました。
ブラキシズムを有す者(bruxer)は112名、ブラキシズムを有しない者(non-bruxer)は246名でした。Bruxerのストレス値は、non-bruxerのストレス値よりも有意(p<0.001)に高いことが判明したことから、やはりブラキシズムとストレスとは関係があると言えるようです。
廣瀬俊司, 吉川悟:ブラキシズムとストレスの関係を明らかにするための質問紙作成の試みとその検討、心身医学, 54, 867-876 , 2014