五志過極や六淫内郁で心火が燃え上がっている状態で、口内炎、動悸、不眠、イライラ、 静止不能などの症状が現れます。辛い食品を摂取した場合にも見られる症状です。尿が赤くなり、紅舌で、精神的狂乱状態や便秘が見られます。 代表的な方剤は三黄瀉心湯で、生薬は羚羊角が用いられます。導赤散を使うと心熱を尿から排出させ、心火を鎮めることができます。