冷え性の体質(素体陽虚)や久病、暴病で心陽が消耗している状態で、心気不足が長く続いているともいえます。舌は淡白で胖大となり、舌苔は白滑です。脈は沈で遅く無力、あるいは結代が生じます。 治則は補心陽、益心気で、附子、桂枝、桂皮を使用します。代表的な方剤は桂枝甘草湯で、桂枝人参湯加附子も用います。