血虚に対する基本方剤が四物湯で、補血作用がある当帰、川芎、芍薬、地黄の四味の生薬から構成されたシンプルな方剤です。四物湯には先行する方剤があり、金匱要略という古典に記載された芎帰膠艾湯から甘草、艾葉阿膠を除いたものが四物湯となりました。
当帰、川芎、芍薬、地黄はいずれも補血作用がありますが、地黄には滋陰作用、川芎には駈瘀血作用もあります。これらの働きが加わることにより、血を補うと同時に血の巡りをよくし、皮膚の乾燥を改善します。
血虚に対する基本方剤が四物湯で、補血作用がある当帰、川芎、芍薬、地黄の四味の生薬から構成されたシンプルな方剤です。四物湯には先行する方剤があり、金匱要略という古典に記載された芎帰膠艾湯から甘草、艾葉阿膠を除いたものが四物湯となりました。
当帰、川芎、芍薬、地黄はいずれも補血作用がありますが、地黄には滋陰作用、川芎には駈瘀血作用もあります。これらの働きが加わることにより、血を補うと同時に血の巡りをよくし、皮膚の乾燥を改善します。