2016/6/25
相談: (50代 女性)
約1年半前から喉のイガイガ感があります。更年期障害のため今年四月からホルモン補充療法を開始していますが、喉の違和感が続いています。
唾液量を調べてみたところ、安静時唾液量が10分間で約1ml、15分間で2ml弱でした。刺激時唾液量(サクソンテスト)は2分間で5.5gと正常でした。
特に喉の違和感は疲れている時、精神的に不安定になった時に酷くなります。更年期障害症状の一環として、唾液量の減少→喉の違和感が出ているのでしょうか?治療はどうすればいいでしょうか?
回答:口腔内科 樋口均也
刺激時唾液量は正常ですが、安静時唾液量が少ないようですね。そのため喉の粘膜が乾燥し、イガイガ感が生じているのでしょう。
確かに更年期障害が原因かもしれませんが、ホルモン補充療法によって喉のイガイガ感は徐々に改善していく可能性があります。
安静時唾液量は食いしばりやストレスによっても減少するため、その点にも注意しましょう。漢方薬も効果的です。
ただし、喉に何らかの異常がある可能性も否定できないため、一度耳鼻咽喉科で診てもらうことをお勧めします。