紫根
「江戸紫」という染料として有名で、ドイツ語ではボラギノール。痔の薬の「ボラギノールA」には紫根が配合されています。火傷や痔の薬である「紫雲膏」にも入っています。
犀角
サイの角はワシントン条約で輸入が禁止されています。国内の在庫がなくなれば、「救心」や「宇津救命丸」の犀角は水牛角や羚羊角に切り替える必要があります。
金銀花
口臭治療に用いるエクセレントブレスデンタルペーストには、金銀花が配合されています。
連翹
中国で散発している鳥インフルエンザには連翹が用いられています。
蒲公英
ヨーロッパではタンポポサラダやタンポポコーヒーが飲食されています。タンポポから作った「ショウキT-1」には抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザの予防が期待できます。
板藍根
色素のインディゴであり、沖縄では「青黛」として染物に使われています。中国でSARSが流行した際に用いられました。
牛黄
牛や水牛の胆石です。「救心」や「宇津救命丸」「牛黄清心丸」「桶屋奇応丸」に配合されています。
麝香
ジャコウジカの腹部にある香嚢の分泌物を乾燥させたものです。
荊芥
全体的にハッカに似ていて、1年中白い小さな花を咲かせます。
薄荷
薄荷油は虫除けとなり、暮期ぶりの出現を防いでくれます。
牛蒡子
牛蒡子茶を飲むと乳腺炎を起こしにくくなります。
桑実
マルベリーといい、血糖降下作用や美白作用があります。
菊花
菊花には解毒作用があるグルタチオンという酵素を増やす働きがあるため、刺身に添えられます。
柴胡
柴胡は中国より日本のものの方が品質がよいそうです。
山梔子
クチナシの果実のことで、黄疸を取る際に使われます。
黄連
中焦の熱、すなわち胃熱を冷ます働きがあります。
黄芩
上焦の熱、すなわち肺熱を冷ます働きがあります。
黄柏
下焦の熱、すなわち腎熱を冷ます働きがあります。
竜胆草
リンドウの根茎を生薬にしたもので、胆汁のような強烈な苦味があり、強い抗菌作用を持ちます。