胖大舌
舌が口角よりも外側にはみ出して大きくなっている状態で、水湿や痰飲を示します。
歯痕舌
舌の辺縁部に歯のかたがついてギザギザした状態で、虚証に寒湿が加わっていることを示します。
痩舌
舌が痩せて小さくなったり薄くなったりしたもので、血虚や陰虚を示します。
裂紋舌
舌体に見られる裂溝で、虚証で臓腑が損傷されていることを示します。中央に深く1本の裂紋が入っているものを正中裂紋といい、不眠の際に現れます。
歪斜舌
舌を伸ばした際に舌尖が一方に変位することで、中風の際に現れます。
点刺
点状の発赤や白いとげ状の膨らみのことで、熱と気滞過火を表します。心熱の場合は舌尖部に症状が生じます。
舌下脈絡の怒張
瘀血を示します。
嫩舌(どんぜつ)
舌の表面がきめ細かくしっとりと軟らかい状態で、虚証を示します。
老舌
舌の表面がザラザラして硬くなった状態で、実熱を示します。