否定的な視点で世界を眺める思考パターンを持つ患者さんは、その思考様式が習慣化しています。否定的思考には以下のように様々なパターンがあります。
白黒思考 All or nothing
物事を白か黒かの二者択一で捉え、その間にある可能性を一切考慮しない考え方です。
過剰な一般化 Always thinking
一度か二度生じたに過ぎない不幸な出来事や失敗した経験を、いつ何時でも起こり得ることとして一般化する考え方です。
否定的な面に注目する Focusing on the negative
長い人生にはよいことも悪いことも起こるものですが、よいことは意識から外し、悪いことのみに焦点を当てる心の状態です。
感情的推論 Thinking with your feelings
主観に過ぎない感情が、あたかも事実であるかのように捉える考え方です。
自責の念 Guilt beating
「~すべきである」「~でなくてはならない」と思い込み、自分に厳しすぎる考え方です。
レッテル貼り Labelling
自分や他人に対して勝手に決めつけたイメージを持ち、柔軟な考え方ができない状態です。
破局視 Fortune-telling
何かよくないことが起こると極端な結論に飛躍し、悲観的に将来を予測してしまうことです。
読心 Mind reading
根拠がないにもかかわらず、他人が自分に対して悪い感情を持っていると決めつけることです。
責任転嫁 Blame
問題を全て他人の責任にしてしまい、自分はどこも悪くないと思い込むことです。
http://msaprilshowers.com/mind/9-types-of-automatic-negative-thoughts-by-dr-d-g-amen/