50代 女性
主訴
左顔面の痛み
現病歴
顔面皮膚、筋肉、口腔粘膜、歯に異常は認められなかった。
エックス線所見
CTにて左側上顎洞底粘膜の肥厚を認めた。
治療経過
左側上顎臼歯部の骨を試験切除し、組織学的に「骨髄炎」の診断を得た。抗生物質、筋弛緩薬、漢方薬、ブロック注射、表面麻酔薬塗布などの治療にて痛みが軽減してきている。
病理組織所見
Osteomyelitis,Nonspecific(非特異的骨髄炎)
細胞異型性は乏しく組織学的悪性所見は明らかではありませんが、念のため放射線画像的な悪性所見の有無の検討が望まれます