肝癌の病因病機は「本虚標実」です。本虚とは脾気が不足して正気が損なわれることで、標実とは邪毒が内蘊して気血が瘀滞し、痰湿が蘊結することです。簡単に言えば、胃腸の調子が狂うと発癌物質やウイルスにさらされやすくなり、免疫力が低下して肝癌が発症しやすくなるということです。
肝癌になりやすい食生活
肝癌の発症は脾虚、すなわち胃腸の調子が崩れることから始まります。胃腸の調子を崩しやすい飲食物として以下のものが挙げられます。
1. チーズ、ヨーグルト、乳製品
2. 牛肉
3. アイスクリーム、ジュース
肝癌に対する方剤
肝鬱脾虚型 加味逍遥散、人苓白朮散、香砂六君子湯
気血瘀滞型 桂枝茯苓丸、血府逐瘀湯
湿熱蘊結型 五苓散
気陰両虚型 六味丸、生脈散、一貫煎