血虚と熱症の治療薬である温清飲を皮膚疾患に応用した方剤です。構成生薬は黄芩、黄柏、黄連、山梔子、地黄、芍薬、川芎、当帰、連翹、薄荷、柴胡、防風、荊芥、白芷、桔梗、枳殻、甘草で、温清飲(黄芩、黄柏、黄連、山梔子、地黄、芍薬、川芎、当帰)に連翹、薄荷、柴胡、防風、荊芥、白芷、桔梗、枳殻、甘草が加えられたものです。連翹、薄荷、柴胡、防風、荊芥、白芷、桔梗、枳殻には全て発表作用があり、皮膚表面の熱を取って潤いをもたらします。
皮膚の色つやが悪く、やや浅黒い肌色を持つ人の皮膚疾患に用いられ、冷えがないことも選択のポイントとなります。