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陰虚

陰虚とは陰液が不足することによって体が乾燥し、熱を持っている状態です。微生物感染や外傷などに対する防御反応としての発熱や熱感を実熱といい、清熱剤で熱を下げる一方、陰虚による熱は虚熱と呼ばれ、体に栄養を与え、潤いをもたらすことにより熱を取ります。このような対処法を滋陰といいます。

陰虚とは元来陰が不足するという意味ですが、陰不足を陰虚と呼ぶわけではありません。陰は血と水(津液)に分かれる陰液をいい、血の不足を血虚、水の不足は水虚ではなく陰虚といいます。

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