表から侵入した邪が裏に進んで冷えが生じると、陽証から陰証に移行したことを意味します。陰証の病気は太陰病、少陰病、厥陰病に分かれ、冷えを感じ始めるのが太陰病期です。 傷寒論では「腹が張り吐いてしまって食べることができない」「下痢が甚だしい」「間違って下剤を使ってしまうと、空になった腹の中に邪気が侵入し、具合が悪くなる」と記されています。