気の働きの一つである温煦作用は身体を温めることです。気虚に冷えが加わった状態を陽虚といい、体が冷えるだけでなくむくみも生じます。陽虚は加齢とともに生じやすくなり、手足の冷えと足のむくみがよく見られます。 陽虚に対しては附子が有効です。附子は身体を温めてむくみを取ることから心拍出量を増加させ、これにより腎血流量が増加して利尿するのです。