心の華は面色
心の状態は顔の色つやに反映される、という意味です。即ち、元気であれば顔の色つやがよく、桔梗であれば悪くなります。また、高血圧症では顔色が赤くなり、狭心症や心筋梗塞では真っ青になります。
心は舌に開竅する
心には神志をつかさどる面と血脈をつかさどる面とがあります。心は舌に開竅することから、神志も血脈も舌の状態を見ればわかるということになります。舌の痛みや違和感、味覚障害、言語障害(構音障害)はストレスや精神病と関連していると捉えられます。また、真っ赤な舌は血熱、淡白でひび割れた舌は血虚を表し、これらは血脈の状態と関係があります。
心の液は汗である
夜間に寝汗をかくことを盗汗といいます。更年期障害や心身症でよく見られる症状で、心血虚のため津液である汗を蔵する能力が落ち、汗となって体外に出てしまう病的な状態です。